ダルヴァザ・ガスクレーター へのグループツアー (ヒヴァから)

ラビハウズ複合体、ブハラ

ラビハウズは、クカリダシュ・メドレセ、ナディール・ディヴァンベギ・ハナカ、ナディール・ディヴァンベギ・メドレセの3つの大きな建築物に囲まれた人口の池です。大きさは36m×46m。

古い伝説によると、アブドゥールアジズ・ハーンの大臣ナディール・ディヴァンベギはここに住んでいた女性に土地を売ってくれるように頼みましたが、女性は頑として断りました。そこで大臣は彼女の 家の下に運河を通し、家を流してしまったので、彼女は土地を手放さざるを得ませんでした。そのため、このハウズは「力ずくのハウズ」と呼ばれていたといいます。

また、池の周囲は水を汲んだりするため、池に降りられるように階段状になっています。釣りをしている地元住民の姿も時折見られます。

ラビハウズ複合体、ブハラ
ラビハウズ複合体、ブハラ
ラビハウズ複合体、ブハラ

ハウズ周辺では、昔はバザールとしてパンやお菓子などの食品が売られていたといいます。今はバザールこそありませんが、木陰のチャイハナでおしゃべりをしたりのんびりと過ごしている人たちの姿で賑わっています。

ハウズ北側に建っているのが、クカリダシュ・メドレセです。80m×60mの広さを持ち、ブハラでもっとも大きなメドレセです。西側にはナディール・ディヴァンベギ・ハナカが建っています。1619年から20年にかけて建設されました。そして、東側の建築物がナディール・ディヴァンベギ・メドレセです。アーチに鹿をつかんで太陽の方へ飛び立つ鳳凰の絵が描かれていますが、これは偶像崇拝を否定するイスラムの教義に反しています。ナディール・ディヴァンベギは、はじめはこれをキャラバンサライとして建てたのですが、完成直後にメドレセだと宣言したため、このようなことが起きたのだといいます。