ダルヴァザ・ガスクレーター へのグループツアー (ヒヴァから)

ヘルトヴィシ要塞、ヴァルジア

ヘルトヴィシ要塞、ヴァルジア

ヴァルジアの洞窟都市からそれほど離れていない場所に、アハルカラキからアハルツィヘへと続く道路を見下ろす山の上に、ヘルトヴィシ要塞(10世紀〜11世紀築)が非常に良好な状態で残されています。

ヘルトヴィシは、ジョージアに現存する最古級の要塞の一つです。正確な建設時期は不明ですが、かつてシルクロードの要衝に位置していたことは確かです。何千年もの時を経てなお、これほど原形を保っていることは驚嘆に値します。要塞が建つ山では、過去と現在が見事に調和しています。山の麓には地元住民の素朴な家々が立ち並び、そのすぐ上には難攻不落の城壁がそびえ立っています。

ヘルトヴィシ要塞、ヴァルジア

ヘルトヴィシ要塞は、巨大な四角形の塔によって補強された威圧的な胸壁(城壁)全体が現在も保存されています。要塞と塔は、銃眼のような小窓を通して外の世界を見据えるかのように建てられています。東側の壁からは、川へと下る2本のトンネルが延びており、1本は給水、もう1本は通信のために使用されていました。要塞の現在の姿は、12世紀に再建され、都市へと発展したことに由来しています。伝説によると、当時のジョージア女王タマルは、要塞の頂上を決定するために競技会を開催したと伝えられています。

13世紀には、ヘルトヴィシはモンゴル軍によって破壊され、その後トルコ軍に占領されました。19世紀にはロシア帝国の支配下に置かれ、軍の駐屯地として利用されることになり、その際に修復が行われました。

ヘルトヴィシ要塞
ヘルトヴィシ要塞
ヘルトヴィシ要塞