キルギスの首都ビシュケク

ビシュケク、キルギス

ビシュケク概要

ビシュケクは人口百万人を抱えるキルギスの首都で、アラトー山脈の北端、チュイ渓谷の海抜800メートルの場所に位置しています。

ビシュケクに関して最初の情報は、1825年にコーカンド・ハン国によって建設されたピシュペクの要塞で、これがビシュケクになったといわれています。ピシュペクは、チュイ渓谷を越えてタシケントとイシク・クル湖の間で物資を運ぶキャラバン隊のルートを守るために建設されました。1860年にロシア帝国軍とコカンド・ハーン国との戦闘の際、砦は破壊され、この地域はロシア帝国の一部となりました。1897年当時のピシュペクの人口は合計6,600人で、都市というよりは泥の家が立ち並ぶ小さな村のような感じでした。

ビシュケクはソ連の支配下で急速に発展し、1925年には、現在のキルギスの前身であるカラ・キルギス自治州の州都となりました。1926年、ピシュペクは、革命家で軍事指導者のミハイル・フルンゼが生まれたことから、フルンゼと名づけられました。フルンゼという名前はは今でも市内の空港コードのFRUで見ることができます。1991年、市は再びビシュケクに改名されました。専門家によると、「ビシュケク」とは、伝統的な発酵飲料「クムス」のために牝馬の乳を煮出すのに使われる棒のことから名づけられたようです。

現在、キルギスの首都であるビシュケクは、中央アジアの主要都市の一つであり、キルギス最大の都市となりました。人口は100万人を超え、80カ国以上の民族の人々が暮らしています。国際コミュニケーションの主な言語はロシア語ですが、キルギス語と英語もよくつかわれています。

独立広場、ビシュケク、キルギス
キルギスユルタ/パオ
アラトー広場、ビシュケク、キルギス

観光概要

ビシュケクにはいくつかの主要な博物館がありますが、中でも歴史博物館、美術館、フルンゼ博物館が最も興味深い博物館です。オペラ・バレエ劇場、ロシア・キルギスドラマ劇場、ビシュケク市立ドラマ劇場、国立フィルハーモニー管弦楽団などの公演をチェックしてみましょう。また、ポップミュージシャンが演奏する会場も多く、美術展や音楽祭などのイベントを楽しんではいかがでしょうか。

ビシュケクならではの歴史を感じさせる場所がたくさんあります。アラトー広場、歴史博物館、フィルハーモニー劇場、そして赤軍記念碑や革命記念碑など、市内中心部にはソ連時代に建てられた記念碑がいくつかあります。新しく建てられたマナスとマナスチ(マナス叙事詩を伝える人々)のモニュメント以外にも、2002年と2010年の革命の際の犠牲者を弔うモニュメントもチェックしてみてください。ビシュケクは中央アジアで最も緑の多い都市の一つとしても有名で、オークの木が立ち並ぶ公園、エルキンディク大通り、パンフィロフ公園は夏には涼しさも相まって人気のある観光スポットです。