スルタン・アリ廟、クニャ・ウルゲンチ

スルタン・アリ廟 - クニャ・ウルゲンチの人気観光地

スルタン・アリ廟は豊かなスタッコの模様も、複雑なアラビア語の碑文も、マジョリカで装飾された壁やポータルも持っていません。これは、五世紀以上の歴史を持つこの建物が、決して完成されなかったためです。トルクメンのハンによる絶え間ない内紛と、ブハラのアブドゥラハンによるホラズム侵攻のため、完成に至る時間がありませんでした。しかし、この廟は、生前にウルゲンチを所有していた時代の最も影響力のあるトルクメンのハンの一人のために意図されていました。

クニャ・ウルゲンチのスルタン・アリ廟はトルクメニスタンで最も多くの観光客が訪れる観光地の一つであるが、その主な理由は、偉大なスーフィーであり、クブラウィヤ教団の創始者であるナジームッディーン・クブラの廟が近くにあるためである。スルタン・アリ廟は、その近くではなく、ちょうど向かい側に位置しており、有名な廟と共通の中庭でつながっていて、ひとつのアンサンブルを形成している。現在も機能するイスラム教徒の墓地が、何世紀にもわたって両建物の周囲に広がっている。