カラーン・ミナレット、ブハラ
カラーンとは「大きい」という意味。その名のとおり高さは46.5メートル、ブハラの旧市街に一番高く、町のどこからでも見えるブハラのシンボルです。 1127年にカラハーン朝のアルスラン・ハーンによって建てられたものです。
ミナレットは、金曜日と祭日に信者にお祈りに呼びかけるという役割の他に、見張りの塔でもあり旅人の目印でもありました。ブハラを目指してくる旅人は、遠くからこの塔を目指してやってきたといいます。
また、袋に詰めた受刑者をミナレットの屋根から投げ落とし処刑したので、「死の塔」という異名も持っています。
ミナレットのすぐそばにカラーン・モスクがあり、そこからミナレット内部に入ることができます。中には105段の螺旋階段があり、上まで上って360度ブハラの街並みを楽しむことができます。中は薄暗く、手すりも設置されていないため、上る際には十分お気をつけください。